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1892~1933

 

建築家中村庸二は大正・昭和初期

中央区日本橋蛎殻町に事務所を構え

日本橋、京橋を中心に建築作品を残しました。

関東大震災後に独立した中村庸二は

復興都市東京を夢に、洋風建築を数多く創りました。

しかし多くの夢を形にしながらも病に倒れ

昭和8年に41歳の短い生涯を終えました。

 

東京大空襲の戦火を逃れた日本橋近辺の建物は

昭和60年代まで、昭和の面影を残す

建物として愛されましたが

変革の波にのみ込まれるように姿を消し

まもなく全てが無くなろうとしています。

 

近代建築の黎明期に、若くして没した

中村庸二の足跡をここに記録します。

 

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